PCにケーブル1本接続し2画面出力、有線LAN接続、充電を実現する (AnkerのUSB Type-Cハブ使用)
AnkerのUSB Type-Cハブを使用して、 Windows PC (Thinkpad)にケーブル一本接続するだけで2画面出力と有線LAN接続ができるようになりました。ノートPCを持ち運ぶ機会の多い人におすすめです。
これまでは、ノートPCを持ち運ぶ度にディスプレイ出力用のケーブル2本、充電ケーブル、有線LAN、キーボード、ヘッドセットの計6本のケーブルを抜き差ししていてとても面倒に思っていたですが、このハブにより、ケーブル1本接続するだけですべての接続が済むようになり面倒事から解放されました。
この手のハブでしばしば問題になるのは熱で、物によっては触れなくなるほど発熱するようです。しかし、私の環境1でこのハブは人肌より若干暖かくなる程度で触れなくなるほどではありません。充電が絡むものなのでその製品が信頼に値するものなのか考えておく方が良いように個人的には思います。その観点だと、当然純正品の方が良いのですが、thinkpadの製造元のlenovo純正ドックだと2万~4万円程度でこのハブの3倍以上の値段です。Ankerはモバイルバッテリー等でも定評がありますし、価格差を考えると純正品でなくとも良いのではないかと思います。
いい商品ですが、2点注意が必要です。
1つ目は、充電速度です。PC付属のUSB PD対応のACアダプタ(45W)を使用するとハブに15W使用されるため、PCの消費電力と供給量が拮抗し、ほとんど充電されません。PCの使い方によっては全く充電されず減ることもあります2。そのため、充電速度も必要な方は電力の供給量の大きいアダプタに買い替える必要があります。
2つ目は、ネットワーク機器としての扱いです。このハブはrealtek製のネットワークコントローラを搭載しておりmacアドレスが付与されています。そのため、このハブを通して有線LAN接続すると、PC本体に搭載のものとは別の機器で通信することになります3。一般家庭での使用では関係ありませんが、通信に使用するmacアドレスを固定しなければならない環境下ではご注意ください。
在宅勤務と出社が入り交じり、毎回ケーブルの接続が面倒に思っている方にはおすすめです。